一般財団法人日本きのこ研究所
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 1.平成30年度(第40回)森喜作賞受賞者

第一部門 「しいたけ等きのこ類の調査・研究及び普及」

 原田 栄津子 氏
(株式会社 岩出菌学研究所 研究開発室 室長)

【選考理由】
原田栄津子氏は、南米産食用きのこを中心としたきのこ類の人工栽培化、栄養や香気成分、分類学等の研究に取り組むとともに、それらきのこの機能性成分に着目し、多種多様な生理活性を有することを証明しました。新規薬用きのこGrifola gargal (アンニンコウ)のアテローム性動脈硬化症の改善効果、骨代謝マーカーおよび血清脂質に及ぼす効果、血糖降下および脂肪減少の効果、アレルギー性気管支喘息の改善などに関する研究は、機能性メカニズムを分子細胞生物学的に解明したものであり、その業績は高く評価されます。
 一方、子供たちや一般の人を対象としたきのこ食の普及やきのこ文化の継承など、きのこの普及・啓蒙活動を幅広く推進し、またきのこの各種機能性等を生かした新商品開発を進展させるなど、きのこ産業の発展とともに、きのこの消費拡大への多大な貢献がみられます。なお、きのこの機能性に関与する関連特許を多数申請しており、機能性素材としての食品分野への貢献、薬学・医学分野における研究のさらなる進展が期待されます。
Grifola gargal (アンニンコウ):マイタケ属の食用きのこ

第二部門 「しいたけ等きのこ類の栽培の優良経営」

 森田 富雄 氏
(群馬県渋川市 農林業 椎茸栽培)

【選考理由】 
 森田富雄氏は、散水設備を活用した気象環境の影響を受けにくいほだ木育成技術、および発生施設を自宅周辺に集約配置した低コスト化栽培を実現し、独自に創意工夫した高度な原木シイタケの栽培体系を確立しました。地元椎茸組合の組合長や群馬県きのこ振興協議会長等の要職を歴任し、共選出荷場の導入・整備、栽培技術や経営の普及、幅広い消費宣伝活動等に取り組み、群馬県のきのこ産業の発展に多大な貢献を果たしました。
 その高い技術力と経営手法を惜しみなく伝授するとともに、小学生親子の見学受け入れ、高校生の取材対応等々の普及・啓蒙活動にも力を注ぎました。近年、複合経営の柱の1つとして菌床シイタケ栽培(長男)を導入し、経営状況を総合的に把握しながら、堅実で健全な運営を行っています。なお、群馬県きのこ品評会では農林水産大臣賞(5回)を含めた多くの受賞歴があり、また平成30年3月には、群馬県内初となる乾シイタケ出荷自粛解除の認定を受けました。温厚で誠実、そして実行力に富むリーダーとして、今後のさらなるご活躍が期待されます。

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